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artcreatemeijiza

Author:artcreatemeijiza
明治座アートクリエイト
運営する
芸能プロダクション 及び
俳優養成所の
公式ブログです。

明治座アカデミーでは
現在18期生が在籍中。

また卒業生対象の
ワークショップ、
殺陣・日舞・ボイトレなど
を行っています。

レッスン見学 随時受付中です。
詳しくは事務局へ
お問い合わせ下さい。
メールアドレス
mac@meijiza.com



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おはようございます。事務局新人Tです。

突然ですが、今日から新企画を始めます。
<アカデミー ロングインタビュー>
毎月アカデミーメンバーズ1人に焦点をあててインタビューを行い、ほぼノーカットでお届けします。

第1回目は杉山みどりさんです。
杉山みどり1

杉山さんは1期生で選抜メンバー。
卒業後も様々なワークショップに参加されて研鑽を積み、
明治座公演「富貴楼お倉」や明治座アートクリエイト・プロデュース公演「一粒のいのち」にも出演されました。

インタビューvol.1では在籍中の想い出を語っていただきました。

聞き手:新人T(以下、T)
話し手:杉山さん(以下、杉)



<<アカデミーでのレッスンについて>>

T:アカデミーを選んだきっかけを教えて下さい。

杉:他の劇団さんですと「35歳まで」みたいに年齢の上限があるのですが、明治座アカデミーでは70歳まで募集しているのを知って。
私は死ぬまでに時代劇の舞台に立ちたい!と思うくらい時代劇が好きなので、パンフレットに書いてあった「時代劇所作・日舞・殺陣」に飛びつきました。
とにかく、条件にピッタリ当てはまったんです。

T:心待ちにしていた時代劇のレッスンはいかがでしたか?

杉:日舞は子供の頃やってみたかったのですが、家の事情で習えなかったので、とても嬉しかったですね。
殺陣はチャンバラ大好きだから(笑)、ノリノリでした。先生方の実演は素晴らしくて!!プロの立ち回りを興奮しながら見ていました。

T:それは貴重な体験でしたね!所作のレッスンはいかがでしたか?

杉:先生方の動きが美しいことに驚きました。ひとつひとつにちゃんと意味があるんです。
たとえば、武家の奥様と長屋のおかみさんを一瞬にして演じ分けたり、見ていて本当に素晴らしいなと思ったんです。

T:印象に残っていることはありますか?

杉:正確ではないかも知れないのですが…「美しく見せることは楽な格好をしていてはダメだよ」と先生が仰っていたのがとても印象深く残っています。
それってお芝居にも通じるのではないかな、と思って…演じる側が楽をしていてはお客様を感動させることはできないのではないか、と。
修業や積み重ねは決して楽なものではないですよね

T:役者の心構えみたいなものを感じ取ったんですね。ところで時代劇はアカデミーのレッスンでは後半のほうですが、「時代劇をやりたい!」と思っていた杉山さんにとって、それ以前のレッスンはストレスではありませんでしたか?

杉:全然!苦痛じゃありませんでした。私は全くの初心者からスタートしていますので、演技基礎・映像演技は大事なプロセスで。いろんなカリキュラムがあるから、中だるみせずに受けることが出来ました。

T:良いペースでカリキュラムが進んでいったんですね。


杉山みどり_卒業公演

T:さて、ここからは卒業公演についてお伺いしたいと思います。演出は大河内先生(※)でしたね?
 (※演出家。明治座公演「風の砦」「仙台四郎物語」等、明治座公演を始め多くの舞台の演出を担当。明治座アカデミー講師として第1期生から卒業公演を担当している。)

杉:はい。

T:本格的に舞台の稽古に入りますが、レッスン中はいかがでしたか?

杉:はじめは大河内先生の仰っていたことがわからなかった(笑)頭の中が???で一杯。
というのも、私は「役者は演出家の言うとおりにしていればいいんだ」と思っていたんですね。
全然判らなかったものですから、見かねた大河内先生が「この役は年はいくつで、どういう人生を送ってきたのか、考えてみろ」と。
でも、台本には一文字もそんなことは書いてないんですよ。
つまり、想像力を働かせて台本から読み取りなさいってことだったんです。
そこで初めて「あ、そっか…自分で考えるんだ!」と気づいて。
目から鱗が落ちる思いでした。そこからだんだん台詞やト書きから、その役の考え方が読み取れるようになってきて。

T:台本の読み方・人物像の作り方みたいなところから教わったという感じなんですね。 
稽古は今までのクラスから演目別に再編成されたんですよね?


杉:そうです。私は若い人が多い演目に入りました。それはとっても良いことでしたね。新しい仲間が増えて、卒業した今でも交流があるんですよ。

T:それは素敵です!いよいよ衣裳とかつらを着けて、夢の大舞台に。

杉:すごい楽しかったあ…一生の想い出です。夢が叶ったので、もうここで終わっても良い!って(笑)思っちゃったくらい。

T:当日の事は覚えていますか?

杉:あの一日は忘れられないです!日本橋の駅を降りたところから鮮明に覚えてます。
公演の朝はほんっとにすごいんですよ!清々しくて!

T:緊張はありませんでしたか?

杉:緊張や不安よりもすごい高揚感で、みんなわくわくしていました。
やっぱり1期生だから頑張らなきゃ・期待に応えたいという思いが全員にあって、みんな一丸となって目標に向かっていった感じですね。
だから本番が一番よかったって思います。とちっても失敗しても、本番が一番よかった。

T:修了式はどうでした?

杉:大感激ですよ!!!涙、涙でね。
レッスン中はみんな子供に戻ったみたいに恥も外聞も捨てて一緒にやってきた。
その分、結びつきも強いし…みんなでやり遂げたあとだったのもあるし、あんなに感激したのは久しぶりですね。

T:卒業公演で夢が叶った後、まだお芝居を続けようと思えましたか?

杉:しばらくは幸せな余韻の中にいたのですが、夢が叶ってしまったので卒業後は全然違うことをしよう、と。
着物が好きだから、着物の勉強しようかなー、と思っていました(笑)
ところが、まさかの選抜入り!
自分が選ばれるわけがないと思っていたので、本当にビックリしました!
だけど、これはせっかくのチャンスなので続けていこう!と思いました。



ワークショップや明治座公演…卒業後のお話しはvol.2でお届けします!
お楽しみに!
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